逆子とお灸の鍼灸治療について、逆子の症状や原因。中国針灸翁鍼灸治療院  鍼灸適応症

逆子のお灸治療法

逆子の鍼灸治療

逆子とは
妊娠7ヶ月(28週)以降、胎児は母体の中で動きはするものの、基本的には頭が下になっているのが自然状態です。しかし、時に足が下になり、頭が上方に位置してそのまま安定してしまうときがあり、その状態を逆子といいます。逆子は子宮筋腫など子宮に問題がある場合、胎盤の位置や骨盤が狭いなど形態的な問題がある場合等、またそれらの問題がなくても逆子となる場合があり、逆子の原因ははっきりとわかっていません。まれに逆子のまま分娩を迎える場合もありますが、その前にたいていは自然に治ります。ただ、もし万が一逆子の状態で出産を迎えることになると、赤ちゃんの頭が最後に出てくることになり、自然分娩の場合よりも赤ちゃんにとってより危険性があります。逆子は治ってしまえば問題ないのですが、治らないままだと帝王切開のことを考えてしまったりと、お母さんは周りが考えている以上に不安になります。

逆子の灸治療
逆子の治療は基本的にはお灸の治療となります。母体の胎内環境を整えて、胎児が自然状態に戻れるようにするのが目的となります。始める時期としては大体28週くらいが好ましく、この時期に灸治療を始めれば、早ければ1回の灸治療で治るケースもあり、かなり高い確率で戻ります。それ以降は、胎児も徐々に成長してお母さんのおなかの中で動きにくくなってくるので、戻る率も減少していきます。実際に逆子の灸治療に訪れる妊婦さんの中には28週前後では落ち着いていたのに30週を超え、32〜33週で逆子となる方が結構いらっしゃいますが、お灸治療を始めるのに遅くはありません。逆子に対する灸治療ですが、これは母体の胎内環境にたいしてアプローチすることになりますので、同時に安産に対しても効果があります。実際に、逆子が治ってからも自宅での施灸を続けた方で、お産のときに陣痛がひどくならない、または短時間で済んだという体験を聞きました。逆子のお灸の治療のペースとしては週に2〜3回受けに来ていただき、あとはご自宅でせんねん灸(市販)1日に1回していただくようにしています。自宅でやるお灸は市販のものをお使いいただくので、ご自分でもでき、また家族の方にやってもらうこともできます。お灸の種類によって熱さのレベルも変わりますが、あまり我慢をすると水疱ややけどをつくってしまうので、熱さを感じたら取るまたは心地良い熱さで取る、くらいが良いと思います。

逆子が治るまで
32週目で逆子のまま、逆子体操を続けても一向に治らず、半信半疑で訪れた妊婦さんが2回の灸治療の後、検査をしたら正常に戻っていて、そのまま無事出産を迎えられたという例がありました。また、逆子は30週から始めて36週目で戻ったという例もあります。個人差がありますのでどれくらいの期間で治るかは一概に言えませんが、出産までには戻ってくれればいいかなくらいの気持ちでいるほうのが良いようです。お灸治療を続けていて、特に変化を感じなくても心配する必要はないでしょう。逆に焦りや不安があるとそれがおなかの赤ちゃんにも伝わって、思うようにいかなくなることもありますのでお母さんには心身ともに、特に気持ちの面でリラックスしていることが大事です。あとはお腹を圧迫する姿勢をとらない、お腹を冷やさないということも心がけたいところです。