不眠症(睡眠障害)と鍼灸(針灸)治療
不眠症(睡眠障害)の特徴と症状
不眠症(睡眠障害)の特徴
機会性不眠症:騒音など外界からの刺激や日常生活リズムの乱れからおこる機会性不眠のことです。症候性不眠症:痛みや精神病、神経症などでおもに症候性不眠があります。不眠症(睡眠障害)は入眠障害、早朝覚醒、熟眠障害、まったく眠れないなどがあります。外界の刺激や日常生活リズムの乱れ、一過性の精神的緊張などによって正常な睡眠が妨げられたり、臨床的に問題になるものは、不眠による精神的興奮の持続、自律神経の乱れなどの悪循環によりしょうじょうが固着傾向になるものです。
不眠症の主な症状
入眠障害:横になっても寝つきが悪くなかなか眠ることができない。
途中覚醒:夜中に何度も目が覚めるもの。
早朝覚醒:早朝のまだ暗いうちに目覚めるものをいいます。躁鬱病、老人の人に多く見られる。
浅眠、熟眠障害:眠りが浅い、ぐっすり寝た感じがしないもの。老人や神経質な人に多く見られる。
- 不眠症の原因
- アルコール、カフェイン、薬物の取りすぎ
- 心の病気(神経症、躁うつ病、精神分裂など
- 神経の病気(痴ほう、脳血管障害など)
- 環境(高所、騒音、寝苦しい暑さなど)によるもの
- その他病気(がん、リウマチなど)の痛みによるもの
当鍼灸院の不眠症(睡眠障害)の鍼灸治療方針
不眠症(睡眠障害)の鍼灸治療
当院はストレスや精神的な疾患に対して鍼灸治療を積極的に治療を行っています。重症の不眠症を除いて鍼灸治療で7割近い不眠障害の方が完治したり、症状が改善したりすることが認められます。院長の長期間の臨床経験と研究で生みだした鍼灸治療法は精神的な疾患に対して効果を上げています。大勢の不眠症を治療してきました。軽い不眠症は完治することが多いです。長く不眠症の薬を飲んできた方も症状を改善したり、薬を減量したりすることも可能です。また病院の治療と鍼灸治療を組み合わせることにより相乗効果も認められます。当鍼灸院は東洋医学的な考えに基づいて患者さんの症状や不眠の原因を見分け、時間をかけて丁寧に治療していきます。鍼灸の最も適応となるのは精神的なものによる不眠とストレスによる睡眠障害です。鍼灸治療は精神的な興奮や自律神経の乱れを鎮め、全身調節をおこなって正常な身体のリズムを取り戻すように行います。不眠障害の初期のかたや軽い症状のかたはぜひ鍼灸治療をお薦めしたいと思います。
不眠症(睡眠障害)と東洋医学のタイプ
東洋医学では、不眠症(睡眠障害)は失眠または不寝といい、心・肝の機能の変調によって起きると考えています。心の臓による不眠は寝つきが悪く、寝ても夢見が多く、肝による不眠は眠りが浅く、よく目を覚まします。東洋医学の古典医学書「黄帝内経」の中に(目不瞑)(不得眠)(不得臥)といった記述があり、また昔からあった病気だということがわかります。生まれたとき体質が弱い、食事の不摂生や感情の乱れ、ストレス、慢性病による体力の低下などが原因と考えます。
イライラしによる不眠症
このタイプは怒りっぽい。口が渇く、目が赤くなり、口が苦い、便秘などの特徴があります。
鍼灸治療のポイント:肝経のツボを使って治療を行います。
循環が悪いための不眠症
体に余計な水(痰・水毒)を溜まって、体が重だるくなる頭がすっきりしない症状があるのが特徴があります。
鍼灸治療のポイント:脾経に中心に鍼とお灸の治療を行います。
体力低下による不眠症
病気の後や加齢によるものが多いです。眠りが浅くなる、寝つきが悪くなるタイプです。
鍼灸治療のポイント:腎経に中心に軽く刺激でお灸と鍼を行います。

