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冷え性と鍼灸治療

冷え症とは

冷え症とはからだの他の部分はまったく冷たさを感じない気温なのに、ある特定の部分だけが不快な冷たさを感じることを言います。頭痛、めまい、のぼせ、下腹部痛、不眠症、不感症などの神経症状を起こすことが多く、さらには下腹部の冷えにより、便秘や下痢、食欲不振になることもあり、循環器系障害や自律神経機能の失調、貧血、低血圧、ホルモン分泌障害などが冷え性のおもな原因とされていますが、はっきりせず、とくにこれと特定できないのが現状です。

 
冷え症の予防

冷え症撃退入浴法
冷え症を解消するには、低温長時間浴が基本です。
@「半身浴」低温長時間浴の代表です。湯船に下半身だけつかります。心臓から遠く、血行が滞りがちな下半身を集中的に温めると、溜まっていた血液が全身をめぐりポカポカになります。
A「温冷交代浴」も効果的。熱いお湯に半身浴でつかった後、湯船から出て手や足に冷水をかける。これを5回繰り返します。高温と低温という相反する刺激を与えると、血管が拡がったり縮んだりを繰り返し、血行がよくなります。
 

歩き方を工夫して血行促進
通勤や通学、お買い物。毎日の生活の中で、歩く時間はわりと多いもの。この時間を利用して、からだを温めてあげましょう。気軽に始める運動習慣少し時間を確保して運動するなら、パワーウォーキングが手軽です。時間に余裕があるなら、水泳やテニス、ジムに通うなど、定期的にスポーツをするのがベストです。
 

あったかく眠るためにひと工夫
@靴下です。一番簡単なのは靴下をはいて眠ることです。これだけで、足の冷えはだいぶ解消できるはずです。
Aふとんです。ふとん乾燥機を、眠る10分ほど前に仕上がるようセットしておくのもいいでしょう。湿気のとれたふかふかのふとんは、それだけで保温効果がちがいます。
Bパジャマです。コットンやシルクなど天然素材を使用したものを選びましょう。肌触りがよいうえ吸湿性にも優れているので、汗を吸い取りやすく、からだが冷たくなるのを防ぎます。

 

食事で冷え症を予防
冷え症の人はできるだけ温熱食(体を温める食べ物)を摂ることです。とはいえ、寒涼食をまったく食べないことは無理だと思います。そこで、寒涼食は温熱食と一緒に食べるようにします。寒涼食を炒めや煮込み料理のようにアツアツにして食べたり、温熱性が強いものを薬味として多めに使いましょう。例えば:さんしょう、唐辛子、日本酒などで調理するのもおすすめです。寒涼食品は炒めたり火をと通す調理法をすると性質がおだやかになるものも多いです。

 
冷え症と東洋医学


東洋医学では冷え症は3つタイプ
タイプ
原因と主な症状
応対法
陽気不足 陽気とは身体を温める働きのある気の事で、陽気不足になると寒邪に犯されやすく身体が冷えやすい。手足の冷えが強く、舌の色は赤みが少なく白く見える。温かい物を好み、尿の回数や量も多めである。 薄着はやめて、冷えているところを暖かくして、自分の持っている熱を大切に守る。身体を冷やす食べ物を避けよう。睡眠をしっかりとり、活動で消耗した体力を十分補給する。
血虚 血虚とは身体を栄養する血の不足であり、血の不足により末梢の循環が悪くなる為に冷えを起こしやすい。身体が痩せて来たり、顔色も悪く、舌色が白っぽくて脈の力がない。 血を増やす食べ物を少しずつ取りいれる。例えば人参、ほうれん草、レバー、ゴマ、ひじきなど。充分な睡眠で血を補充する。軽く運動を薦める。
肝気鬱結 イライラやストレス等により、肝の気が滞り、血が停滞してお血になりやすく、末端まで気と血が巡らず冷えを起こす。動悸や不眠、夢を多くみる。舌は紫色になる。 うまくストレスを解消する。適度な運動で汗をかき、体を温めたり利尿作用のある食べ物で余分な水分を上手に取り除くことが大切である。