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風邪

「風邪は万病の元」1年中、いつも風邪をひいている人もいるかと思えば、大半が風邪をひいているのにビクともしない人がいる。この違いは何なんだろうか。

風邪とは | 風邪の症状 | 風邪の予防 | 冬は何故風邪がはやる|
|風邪のツボ療法 |風邪の鍼灸治療 |

 
風邪とは

風邪とは、急性の上気道の炎症(鼻炎、咽頭喉頭炎、扁桃炎)を総称したもので、大部分が「かぜウィルス」と呼ばれるウィルス群の感染により起こります。カかぜ症候群の代表的な疾患には次のようなものがあります。 普通感冒(鼻かぜ等)、流行性感冒、(インフルエンザ)、咽頭結膜炎(プール熱)などの夏かぜがあります。
風邪(かぜ)をそのまま音読みすると「ふうじゃ」と読めます。中国医学の考えでは「風」という病気の元「邪」により引き起こされる病気と言う意味で、「発熱」「寒気」などを主体とする症状を「風邪(ふうじゃ)」に侵されたと考えていました。これが、日本で一般化して「発熱」「悪寒」「鼻水」「咳」「のどの痛み」「頭痛」「全身の倦怠感」などの症状を引き起こす病気をまとめて「風邪(かぜ)」と呼ぶようになったのです。

 
   風 邪 の 症 状

くしゃみ:鼻に入ってきたウイルスや異物を排除しようとする体の防御反応です。ウイルスなど異物の刺激を感知すると鼻粘膜にある知覚神経が刺激され、脳の中枢からの指示により空気を吸い込み、胸の筋肉を収縮し圧縮させ一気に吐き出します。これが、くしゃみです。
鼻づまり:侵入したウイルスの刺激で鼻粘膜の静脈が拡張し、透過性が高まり血管から血液成分の一部がしみだします。その為、組織がふくれ鼻粘膜が腫れ、鼻づまりをおこします。
鼻 水:鼻腺・杯細胞などから出る分泌物と血管からでる血液成分の混合物で、炎症によって鼻粘膜の中にある肥満細胞からヒスタミンという物質が分泌され、神経を刺激し、鼻腺・杯細胞から鼻水が分泌されます。
のどの痛み:のどにウイルスが感染し組織が損傷を受けると、細胞からプロスタグランジン(体の中で作られる生理活性物質)が産生され、炎症をおこします。そして、のどに痛みを感じるとともに血管が拡張し赤く腫れが生じます。
痰:細胞の死骸や病原体、気道粘膜が炎症を起こした為に分泌された水分やムチン、それに白血球などが合わさった粘液状のもの。。
咳:気道に入ってきた異物や痰を排除しようという体の防御反応です。異物やウイルスによって気道粘膜に炎症が起こり、その刺激が迷走神経を通して脳にある延髄の咳中枢に信号が送られます。その結果、咳中枢が興奮し異物を排除するようにと命令がでて、横隔膜と肋間筋を収縮させ咳がおこります。
発 熱:ウイルスの感染による全身の反応で、脳の視床下部にある体温調節中枢にプロスタグランジンという物質が作用して発熱をおこします。発熱はウイルスに対する防御反応の一つで熱はウイルスの増殖を抑え、抗体を作るのを助ける働きがあります。

 
風邪の予防

@うがい:
インフルエンザのウイルスは気道の粘膜に取り付くと約20分で細胞の中に取り込まれてしまいます。
Aマスク:
咳1回で約10万個、くしゃみ1回で約200万個のウィルスが、また、くしゃみでは3m、咳では2m先まで放出されます(発掘あるある大辞典から引用)。
B保温:
寒いところでは、鼻・のど・気管などの血管が収縮して線毛の動きが鈍くなります。線毛はウイルスや細菌の侵入をできるだけ少なくする働きをしますので、線毛の働きが悪くなるとウイルスが侵入しやすくなります。したがって、保温は風邪の予防に十分価値があると言えます。但し暖めすぎは逆効果ですので、ご注意下さい。
C加湿:
風邪のウイルスの中でも、冬に流行するインフルエンザウイルスなどは湿度に極めて弱い性質がありますので、部屋の湿度を上げることは、インフルエンザの予防に非常に効果的です。
D手洗い:
風邪のウイルスは手や顔、衣類等にも付着します。カラオケボックスのマイクや電車の吊革、公衆電話の受話器などには非常に多数のウイルスが付着しています(発掘あるある大辞典から引用)。
E人混みを避ける:
人が多く集まる所では、中には風邪をひいている方もいるわけですので、風邪のウイルスに接触する機会が多くなります。
Fその他:
風邪の治療の基本は、安静・保温・栄養&水分の補給の3つと言われます。無理をしないで、十分な睡眠をとり、栄養のバランスを考慮した食事などは、基本的な対策として必要な事は言うまでもありません。

 
冬になると何故風邪がはやるのか

冬のウイルスは空気が乾燥したところや寒いところで繁殖しやすい性質を持っています。空気が乾燥していると、ウイルスが増えやすいだけでなく、のどや鼻の粘膜が保湿性を失い、よりウイルスに感染しやすい状況を作ってしまうのです。冬は空気が冷たく乾燥していて、これが風邪を流行らせる原因となっているのです。寒くになると風邪をひき始めるが、それはウイルスの活性化の他に、年末で多忙となり、生活管理がおろそかになったためでもあります。ウイルス侵入を防ぐ第一の門「のど」が乾燥すると、疲れていて免疫が落ちてしまうと、異物(ウイルス)を排除する働きが弱まってしまます。 冬の風邪のウイルスは、乾燥した場所が大好き。そんなウイルスが嫌う条件を作るためには、部屋を暖かくして、加湿器などを利用して湿度を60%程度に保つように心がけ、時々換気をすることで、室内にウイルスを溜めないようにしましょう。また、温かい飲み物をなどをとって、水分不足にならないようにしましょう。


 
風邪の症状とツボ療法

@風邪によるさむけ

ツボ:大椎(だいつい)
場所:首を前に倒したときに、えり首のところに飛び出る骨のすぐ下です。

手技:風門、大椎の周囲の皮膚をヘヤードライや、使い捨てカイロなどで温めます




A風邪によるくしゃみ、鼻水

ツボ:迎香(げいこう)

場所:小鼻の横にあります、鼻孔のすぐ外側です。

手技:中指の腹でツボをあてゆっくりと押しながら小さな○を描くように
十五回くらいやってみてください。



B風邪によるのどのいたみ、咳

ツボ:天突(てんとつ)
場所:首の付け根で鎖骨と鎖骨の間。

手技:まず、背中の周囲の皮膚をヘヤードライや使い捨てカイロなどで温めて、天突のツボを人さし指で指圧します、のどにまっすぐに押すと苦しいので、鎖骨の裏側をおすつもりで行われます。




C風邪による頭痛

ツボ: 太陽(たいよう)
場所:こめかみから目尻に中指をすべらせ、少しくぼんでいるところにあります。

手技: 親指でツボを当ってゆっくりとていねいに十秒ずつ十回くらい強めに指圧します。




D風邪による倦怠感

ツボ:魚際(ぎょさい)

場所:親指のつけねの母子球のほぼ中央にあります。 上へ指三本分のところです

手技: 反対側の親指の先を当てゆっくり押して揉んで、痛いと感じるくら いの強さが必要です。二十回から二十五回繰り返します。




 
風邪の鍼灸治療

東洋医学では、病気はすべて外邪と正気との戦いとみています。そして外邪を暑邪、火邪、風邪、燥邪、湿邪、寒邪の六つに分けています。風邪は六つの外邪の中の一つなのです。 東洋医学では外邪を退けると共に正気を助けることが大切とされています。風邪の鍼灸治療に対しても、きょ邪とともに健康を維持する、つまり扶正が大切と考えられています。

風邪の症状として大きく二つを分けています。寒性タイプ−の風邪と熱性タイプの風邪
@熱はほとんどなく、汗も出ない 鼻が詰まったり鼻水が多いのどは痛がゆい感じ 手足の関節が痛む又はだるい油こいものは食べられない 舌の表面には薄白い苔が見えるこのタイプの風邪は身体を暖めて、お灸を中心に治療します。
A汗がよく出ます、 熱があって、ノドが痛みあす、頭が重い又は頭痛があります、 舌先は赤いが舌の苔は黄色っぽい などの症状のカゼ 鍼を中心にで軽い刺激を与えて治療します。



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