慢性胃炎の鍼灸治療
慢性胃炎とは◆ 慢性胃炎の特徴:慢性胃炎は、慢性の胃の炎症のことではなく、たび重なる胃粘膜のただれの後遺症で胃粘膜が変化してしまったもので、胃の老化ともいえます。長い食生活の習慣や体質が影響したもので、胃液を分泌する細胞が減り、胃液の酸度が低下します。症状は、食後、上腹部に痛みがあったり、空腹時に鈍い痛みを感じることがあります。胃もたれ、胸やけ、ゲップ、吐き気、嘔吐、また食欲不振などの胃症状があり、特別のタイプの胃炎では貧血を起こすことがあります。 ◆ 東洋医学の考え方: 慢性胃炎は中国医学では「胃かん痛」に属しています。飲食の不節制により胃脾を損傷したり、先天の気が不足の胃脾が虚弱で陰液が少なく、胃が潤されないために脾が働くことができなくなり、運化しなくなると関係しています。「胃かん痛」の鍼灸治療は古典医学書「内経」「針灸甲乙経」などに記載されました。 慢性胃炎の鍼灸治療当院では消化疾患のかたが大勢に来ています。慢性胃炎に対しては鍼灸治療はよい効果を上げています。現代中国では慢性胃炎の鍼灸治療は1954年に初めて報道されていますが、盛んに行われるようになったのは80年代になってからです。「鍼灸治療により胃液分泌機能にはっきりと影響を及ぼし、胃液の分泌や消化系の分泌を変化させ、病変を抑制し回復させる。まだ、足三里というツボを鍼を刺してX線で胃運動の促進が観察された」という報告発表されました。鍼灸治療より慢性胃炎の症状を改善される方が大勢います。慢性胃炎に対しては鍼灸治療の効果が認められています。◆日常生活の注意点 日常生活で注意することは慢性胃炎をいまより進行させないために守るべき食生活上の注意は、暴飲暴食を避け規則正しい食生活をすることです。刺激物となるアルコール、コーヒー、たばこ、香辛料は控えましょう。消化機能が低下しているときはかたい食品は避け、消化のよい柔らかいものをとるようにしましょう。また、よく噛んでゆっくり食べましょう。慢性胃炎の場合、とにかく日常生活を規則正しくし、ストレスを、うまく解消することが大切です。 |