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鍼灸はなぜの鎮痛作用があるの◆ 脳内鎮痛物質の発見鍼の鎮痛効果に関する研究は多数あります。その中で、鍼を打つことによって痛みが止まる、軽くなるといった鎮痛効果については、近年の脳内鎮痛物質の発見によってかなりのことが分かってきました。鎮痛作用は、ツボに鍼を打つことによって、その刺激が脳や脊髄といった中枢経路を経て、エンドルフィン、エンケファリン等の鎮痛物質を分泌させ、それらによって痛みが遮断されるためではないかと説明されているのです。 ◆ 脳内鎮痛物質のこと エンドルフィン、エンケファリンといった脳内鎮痛物質は、脳内に鎮痛薬モルヒネのレセプター(特定の物質だけを選択的に受け入れる受容体)が存在することから、モルヒネに似た科学構造を持つ物質があるのではないかと考えられ発見されました。言ってみれば、人間が自分自身で生産している鎮痛剤なのです。 ◆ 鎮痛作用以外 鎮痛作用以外では、鍼刺激によって交感神経の作用が抑制、副交感神経の作用が亢進すること、抗アレルギー作用、抗炎症作用を促す生体防御反応が現れることなどが報告されています。最も重要な作用は全身を調整することである。鍼灸治療は疾病ではなく、患者を治療対象としており、針灸などで刺激してツボに働きかけ、身体の自然治癒力を目覚めさせて疾病を回復させる。難病の治療に重要な意味を持つ。 鍼灸と現代難病◆現代の難病今世紀に入ってから抗生物の登場により、かつて猛威を振った伝染性や感 染性の病気は、劇的に減った。しかし、同時に新たに出現した病気が徐徐に 人々の生活を脅かすようになってきた。その中のいくつかは、すでに死亡原 因の上位を占めるようになってきている。それは難病と呼ばれ、西洋医学の 攻撃目標であり、最も頭を悩ませている病気である。そして、古くから東洋医 学と鍼灸は難病治療の有効性と潜在力をますます発揮し始 めている。
◆鍼灸の臨床 また、簡便の鍼灸療法には良好な相乗作用がある。いくつかの治療法を同時に使って一つの病気を治療すればよりよい効果を得られる。例えば、抗癌剤で癌を叩きながら、鍼灸を使って免役を高めれば、がんを縮小させたり、癌によって起こる痛みを慎めたり、化学療法によって起こる副作用を弱めることが出来る。 現在の難病治療では、やはり現代医学が中心となるが、その病気の原因がよく判っていなかったり、西洋医学で有効な治療法がない場合、それを助けるのが人間を一つの有機体とみなす東洋医学であり、鍼灸である。 網膜色素変性症と鍼灸網膜色素変性症の特徴:網膜色素変性症とは網膜に異常な色素沈着が起こる一連の病気のことである。両眼性で進行性の夜盲と視野異常を有し、晩期には視力低下および失明に至る。世界中でこの病気と治療法に関する研究が行われているが、残念ながらまだ根治的な治療法が見つかっていない。 中国医学では: 中医学(中国医学)の中でこの病気の名前はないが、<青盲>という病名に相当する。例えば古典医学書<諸病源候論・巻二十八>のなかに<青盲>には「目には何の異常もなく、瞳の黒白もはっきり分かれているが、見ることが出来ない。」と書いている。本病の病因や病機は復雑で、中医的な見方では、生まれつきの体質で精血が不足により目に栄養がいかなくなった。又はストレスなど精神的なものによる、気血が滞り、脈絡が通らなくなって目に栄養がいかないと考えられる。 針灸と網膜症: 1970年代から鍼により網膜症の治療は病院に取り入れられている。80年代中期から伝統的に使われていた経穴以外に、さらにいくつかの有効なツボが開発され、豪鍼(鍼の一つの種類)を使って、鍼の感覚を眼区まで到達させることが重要だとされた。頭皮鍼や電気鍼および耳鍼なども使われている。鍼治療法は異なるため、効果が一定しない。視力がまだ完全に落ちないうちに治療すると効果が高い。 昭和62年8月25日(火曜日)、読売新聞の記事<失明寸前、中国で回復>によると、沼津市牟田口裕之さんという方が網膜色素症の治療するため、中国で鍼や漢方薬の療法を五ヶ月間にわたって受け、奇跡的に進行を喰い止めたばかりか視力もほぼ回復したと報告している。そのきっかけで多くの網膜症の患者も鍼灸治療を受けるようになった。
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