パーキンソン病と中国医学の針灸(鍼灸)治療
現代中国ではパーキンソン病の針灸治療
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パーキンソン病と中国伝統医学
現代中国でのパーキンソン病の鍼灸治療の歴史。現代中国ではパーキンソン病を針灸治療したのは1955年が最初です。しかし、パーキンソン病の鍼灸治療はその後に試みる人はあまりいなかったです。70年代の中期になって、上海医科大学附属華山病院が頭部や背部などのツボに刺針してある程度効果を上げてから、徐々に針灸界が注目するようになりました。最近十年はパーキンソン病の針灸治療に関するものが増え、それぞれの治療法ができました。頭のツボへの頭針により脳血流が増加し、脳内の末梢循環を改善できることがわかった。例えば南京中薬大学王玲玲氏、何崇趙氏らによる「パーキンソン病に対する、頭針による脳血流へのよい影響」の研究発表されました。それによりさらに高いレベルで針灸治療が行われる。中国と日本でいままで多くのパーキンソン病の臨床例をまとめてみると、パーキンソン病は鍼灸で完治することはできないものの、ある程度症状の改善と進行を遅らせることは可能です。また、パーキンソン病の治療は西洋医学との組み合わせにより相乗効果が認められています。当院の院長は中医学(中国の伝統医学)の理論に基づいて、針灸治療を行われています。パーキンソン病のに対して常に一番よい鍼治療を提供いたします。
パーキンソン病は中国では『震顫麻痺』(しんせんまひ)、とも呼ぶ。パーキンソン病は中国医学では『顫証』、『脳病』に属する。二千年前の古典医学書「素問」と明代「証治準縄」の中には”顫とは揺れたり、振とは動くなり。筋脈が制御できなければコントロールできず、風のようになる”とある。また、パーキンソン病壮年は少ないが、中年以降に始まり、老人になると特に多いと解説している。気血が不足して、筋脈を栄養出来ないため、虚風が内動して起こるとの記載もある。
中国医学ではパーキンソン病は大きく分けると以下の四つタイプの弁証である。
a:肝風内動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は長期間のストレスや精神的な興奮などによって肝陽が亢進し、内風が生じて筋が動くことにより振戦を呈するものである。振戦が強く急激、姿勢反射、頭痛やいらいらなど症状が現れる。
b:陰虚風動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は老化や慢性的な熱病によって陰液が減少し、腎陰虚にきたし、陰虚によって内火上旺ことによって内風を生じて、振戦を呈するものである。振戦が緩慢で便秘や乾くなど症状が現れる。
c:血虚風動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は慢性的な疾患や慢性的な失血によって、血虚になって、筋肉に栄養を与ず、振戦を呈するものである。
振戦が緩慢で軽度で筋肉の固縮、動作緩慢など症状が現れる。
d:脾虚風動タイプのパーキンソン病
パーキンソン病は長期間の飲食不養生、湿度が高いところに生活にしてきて、脾虚になって、肝虚や心虚をきたし、内風が生じて振戦を呈するものである。振戦が緩慢で間欠的であるが、だるいや消化不良など症状が現れる。
当鍼灸院でもパーキンソン病治療に使っている主なツボ
a:肝風内動タイプのパーキンソン病の治療原則は平肝熄風::太衝・肝ゆ・行間・風池。頭鍼併用。
b:陰虚風動タイプのパーキンソン病治療原則は健脾定風:関元・腎ゆ・三陰交・曲池。頭鍼併用。
c:血虚風動タイプのパーキンソン病の治療原則は養血熄風:復溜・腎ゆ・隔ゆ・太渓・血海。頭鍼併用。
d:脾虚風動タイプのパーキンソン病の治療原則は滋陰熄風:中かん・足三里・脾ゆ・胃ゆ。頭鍼併用。
以上のタイプ別に使うツボ以外に症状に合わせてツボを選べます。四神聡、百会、太陽、風池、人中、神庭、印堂、足三里、内関、合谷、四神聡、百会に弱い低周波を流します。また舞振戦抑制区を使って頭鍼治療します。当院の院長が長期間の臨床経験と研究で生みだした「頭皮針」の治療を行われています。
パーキンソン病の主な症状
パーキンソン病の主な症状
(一)振戦
パーキンソン病は片方の手・指で始まって、だんだん拡がっていきます。 静かにしているときに起こり、丸薬を丸めるような指をすりあわせるような動きをします。精神的に緊張すると振戦が強くなります。動作時には軽くなります。
(二)無動・寡動
パーキンソン病は日常の動作が遅くなります。歩いたり・服を着たり・会話をしたり・寝返りをしたりなどの日常動作に支障をきたします。歩行時の第一歩を踏み出すのが困難になります。仮面様顔貌をしめします。
(三)固縮
パーキンソン病は関節を曲げさせようとすると、筋の緊張が強くて歯車のように(あるいは鉛管のように)ガクガクと抵抗を感じます。
(四)姿勢異常
パーキンソン病は立っているときに押されても、元に戻ろうという反応が鈍くなり、まっすぐに倒れたりします。また、押されたりしたときや・坂道などでは止まれなくなって、なにかにぶつかるまで突進する突進歩行もみられます。
(五)自律神経症状
パーキンソン病は流えん(よだれ)、嚥下障害、便秘脂顔、発汗異常、頻尿 、起立性低血圧、手足の循環障害。
(六)精神症状
うつ病、知能低下、幻覚がでてくることがあります。20-60%に痴呆があらわれます。

パーキンソン病の日常生活注意点
a:適度な運動や体操で身体をほぐす
息が切れるような激しい運動は交感神経を興奮させることがありますので、軽い運動で心地よいと感じる程度はいいです。近所を散歩したり音楽にあわせて簡単な体操をしたりしてよいと思います。
b:パーキンソン病の入浴法
パーキンソン病は入浴することによって、身体を温めて、血流がよくなって、疲労感や筋肉のこわばりもある程度が軽減します。暑いお湯を避けて、37度~38度くらいのぬるめの風呂にのんびりとつかるようにしましょう。
c:気分転換を
不快な気分を転換する方法を考えましょう。部屋の模様を変えたり、趣味を変えてみたり、好きな音楽を鑑賞するなど。

d:便通をよくする
パーキンソン病の人の大半は便秘がちで、自律神経のバランスが崩れやすいので、なるべくリラックスして、緊張を和らげ、胃腸の動きをよくします。また、食物繊維が豊富な食事を取りましょう。

e:パーキンソン病は転ばない工夫を
パーキンソン病は進行するにしたがって、転ぶ事が最も怖くなると考えられますが、原因はパーキンソン病の主な症状の一つ「筋の固縮」によるものと考えられます。転ぶと大けがをすることが多いので、室内に掴みやすい手すりを作ったり、なるべく段差をなくして転ばない工夫しましょう。外出するときは時間に余裕を持って出かけましょう。
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