顔面神経麻痺の特集
顔面神経麻痺の症状と原因
顔面神経は左右の脳幹から内耳道、中耳腔を通って顔面に出る脳神経の一つである。
顔面筋肉の運動や舌の味覚の一部、さらには涙腺、舌下腺などに分布する副交感神経などをつかさどる神経で、顔面神経麻痺とはこの神経が様々な原因で障害され、顔面機能が消失する病気です。末梢に走行する主な顔面神経線維は右の図のようです。顔面神経麻痺は臨床的には中枢牲麻痺と末梢性顔面神経麻痺に分けられます。中枢性顔面神経麻痺は顔面神経核上病変(上位神経)による麻痺です。原因は脳溢血、脳腫瘍、その他脳内の病変により、発する症状です。
顔面神経の支配範囲
- 顔面に分布されている顔の表情筋の動きを調節する神経で、顔面神経の線維の大部分はこの運動神経です。顔面神経麻痺されると顔が思うように動けなくなります。
- 涙を出す涙腺への神経線維(自律神経)、この神経支配によって涙の分泌が調整されます。顔面神経麻痺になると涙の分泌が異常が起きます。
- 舌の前2/3の味覚を伝える感覚神経です。この神経が麻痺されると顔面神経麻痺した側の前三分の一の味覚障害が起きます。
- そのほかのいくつ小さいな神経線維があります。
顔面神経麻痺の主な原因
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)
顔面神経麻痺は急性発症し原因が不明なものをベル麻痺と呼び、最も多くみられます。全体の顔面神経麻痺の65%前後を占めるとされています。単純ヘルペスウイルスの関与や顔面神経の栄養血管が何らかの原因で貧血で低酸素状態になり、顔面神経に浮腫がおこるために麻痺が発生する考えられています。また、寒冷刺激による循環不全やストレスが原因と考えられる例もあります。顔面神経麻痺は男女を問わず、また特定の季節に関係なく発症します。 - ラムゼイ・ハント症候群
顔面神経麻痺は帯状疱疹ウィルスの感染により耳痛を発症、耳たぶや外耳道に水疱ができます。聴神経が侵されると難聴になることもあります。ベル麻痺にの次に発生頻度高く、10~15%程度だとされています。 - 外傷性顔面神経麻痺
頭部外傷、側頭部外傷、顔面外傷、周産期外傷など。外傷性顔面神経麻痺は交通事故などによる側頭骨骨折に併発することが多いです。 - そのほかの顔面神経麻痺
腫瘍性、耳炎性、先天性、手術損傷などがあります。
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