「ほうろく灸」
昨日、7月21日(火)は夏の土用の一の丑でした。
鰻を召し上がった方もいらっしゃると思います。
さて、この日は日本の伝統行事、暑気払いのほうろく灸が行われる日です。
ほうろく灸は、古くから「土用の丑の日」に行われ、夏病み防止・頭痛加持にご利益があると言われます。
全国各地の寺院では「ほうろく灸祈祷」として盛んに行われていて、今でも伝統行事として続いている所も少なくないようです。
ほうろく灸は、その名の通り「ほうろく」という素焼きの皿を頭上にのせ、そこにもぐさを置いて灸を据え、寺院では加持を行います。
「ほうろく灸祈祷」の様子です。
読経が響き渡る中、白い煙が立ち上がる様子は、夏の風物詩です。
写真は、アフリカを中心に世界で、お灸による結核の治療をしている、イギリスのチャリティー団体
「モクサアフリカ」のイベントで体験させてもらった、ほうろく灸です。
頭頂部には、百会(ひゃくえ)というツボがあり頭痛や頭部の不定愁訴に効果があります。