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円形脱毛症と東洋医学の鍼灸(針灸)
円形脱毛症について
円形脱毛症とその原因
円形脱毛症は突然、円形または楕円形の脱毛斑が発生し、拡大する脱毛症です。1カ所だけの場合や、多発性といって3~4カ所同時にできて融合する場合もあります。円形脱毛症は大きさも、爪ほどの大きさから手のひら大までとさまざまで、融合すると全頭脱毛、または全身脱毛におよぶ場合もあります。円形脱毛症の起こる原因は、残念ながら現在の医学では円形脱毛症の原因ははっきりと解明されていないです。現在のところ考えられる円形脱毛症の原因は、精神的なストレスや内分泌異常、自己免疫疾患または遺伝的素因などが考えられます。この中で円形脱毛症の原因として最も有力なものと考えられているものに、自己免疫疾患があるそうですが、一方で精神的なストレスが大きなきっかけになってしまうとも言われています。ストレスが原因できる円形脱毛症の場合は、約2~3ヶ月前に受けたストレスや生活環境の変化が円形脱毛症の原因になっていることが多いそうです。例えば当然の引越しや転勤などです。最近、円形脱毛症は有力視されているのが「自己免疫疾患説」といわれるものです。これは、体を守るために存在するはずの免疫システムが、毛包を攻撃してしまうために脱毛が起こるという説です。また一度円形脱毛症になってしまうと、治ったと思う頃にまた繰り返し脱毛してしまう人も中に入るようです。
円形脱毛症に対して西洋医学の一般的な治療法
円形脱毛は以下で、一般的に比較的よく用いられている治療法をご紹介します。
ドライアイス療法:
これは冷凍療法とも呼ばれるが、実際にも非常に冷たい治療法です。円形脱毛症になっている部分にドライアイスを短時間あてて、刺激を与えるという方法です。いわゆる薄毛の対策としてブラシで頭皮をマッサージするというものがあるがこれに近い考え方です。
円形脱毛症の紫外線療法:
長い波長の紫外線A波(UVA)を脱毛の患部に照射することによって、リンパ球の異常な働きを抑えます。
円形脱毛症PUVA療法:
PUVAのPとはソラレン(PSORALEN)という物質で、紫外線と併用することによって生物学的な活性を引き起こすことで知られています。UVAは長波紫外線のことなので、PUVAとはソラレンと長波紫外線を併用したものであることが分かます
円形脱毛症の低出力レーザー:
脱毛部の神経にレーザーを照射することによって、頭皮の血流をよくします。
局所免疫療法:
薬を使って人為的に皮膚炎(かぶれ)を起こして、その状態を維持しながら発毛を促進させます。
円形脱毛症と東洋医学鍼灸治療
当院の円形脱毛症鍼灸治療法
当針灸院には各地から大勢の円形脱毛症の患者さんが通院してきています。鍼灸治療の適応症の中で、円形脱毛症は当院の最も得意な疾患の一つに挙げられ、円形脱毛症に対する鍼灸治療に力を入れています。単発性、多発性の円形脱毛症のかた、発症したばかりの方、病院では回復が見られない方も鍼灸で効果をあげています。当院は東洋医学の理論に基づいて、脱毛症の方の体質を改善することによって、円形脱毛症の方にとって常にベストな治療を提供いたします。当院の院長が長期間の臨床経験と研究で生みだした円形脱毛症の鍼治療法を行っています。また、中国最新の円形脱毛症の鍼治療法を現在でも常に研究し、積極的に取り入れ、一人一人の体質に合わせる鍼灸治療を行っています。円形脱毛症の治療は西洋医学との組み合わせによる相乗効果も認められています。
円形脱毛症の針灸治療は1500年前の古典医学書にも記載されています。現代中国では1958年に局部に刺鍼し、比較的効果を上げています。最近では普通の針以外は梅花針(ばいかしん)で軽く叩いて刺激を与える)という療法もよく行われています。様々な実験結果で、鍼灸治療は毛包周囲の毛細血管の数を増やし、末梢血管の循環を促し、毛球細胞の分裂活動を増加させることにより治癒させると考えられます。円形脱毛症に対する針灸治療の効果が認められ、その有効率はかなり高いです。
円形脱毛症に対する東洋医学の針灸(鍼灸)
東洋医学では、「髪は血余なり」といい、髪の原料は血液で、身体をめぐっている血液の余った分が髪の毛になると考えます。円形脱毛症になるのは血が滞ることにより、新しい血が髪の毛を育てることができなくなったものです。又、髪は「腎が司る」といい、腎が髪を守っているのです。腎虚のため髪の毛を潤すことができなくなって、円形脱毛症になるとされています。ストレスなどの精神的な原因で気が滞ることにより体のバランスが崩れたり内蔵機能や血行などにも影響が出ます。そのため末端の頭皮や毛に影響が出てきます。円形脱毛症も他の疾患の診断と同様に、その患者さんの症状を判断してツボが決められます。つまり、円形脱毛症にはこのツボというものはありませんので、体質改善を目標として一人一人に合った針灸治療法を用いて、バランスの乱れを根本的に改善していきます。気と血の流れを正常化する中国医学の手当法を加えることによって、円形脱毛症の改善率を高め、再発率を下げることもできます。
円形脱毛症の鍼灸治療の症例
当院に鍼灸治療に訪れた大勢円形脱毛症の方の中から何例の治療症例を紹介します
①O・Y氏 24才 男性 単発型円形脱毛症脱毛症
10年前、局所に脱毛部分ができ、拡がってから一時回復したが、また脱毛部分ができ始めるようになった。来院時は後頭部に直径4センチ大の円形脱毛がみられたが、治療開始5回目くらいから細い髪の毛が生え始め、回を重ねるごとに発毛し、脱毛部分がなくなるまで改善した。
②F・M氏 30才 女性 多発型円形脱毛症脱毛症
頭頂部に脱毛部分が2箇所でき、ステロイド剤を服用。長髪のため探さなければ脱毛はわからないが、人前に出る仕事の関係上治しておきたく、発生からひと月後に来院。週に1~2回、ふた月の治療で、脱毛部が拡がることもなく大体生え揃い、脱毛がわからないくらいになった。
③T・T氏 30才 男性 多発型円形脱毛症脱毛症
脱毛部分が数箇所でき、それらがつながって全体的に脱毛し、生えている部分が少なくまばらな状態で来院。週2回・3ヶ月間の治療を続け、全体的に若干発毛し、中断する。二ヵ月後治療を再開した時点で、全体の半分くらい生え始めてきて、またひと月半ほど鍼灸治療を継続したが再度中断。その間も少しずつ発毛部が出てきていたので、さらに継続すれば全体的に生え揃うだろうと思われる。
④M・A氏 27才 女性 単発型円形脱毛症脱毛症
子供の頃に円形脱毛ができ、治ったりまた脱毛したりを繰り返し、来院時は後頭部に直径3センチ大の円形脱毛がみられる。月に3回くらいのペースで通院し、徐々に脱毛部が小さくなり治癒にいたる。
⑤H・M氏 13才 男性 多発融合型脱毛症
喘息、アレルギー性鼻炎を併せもち、脱毛は頭部全体的におきている。発毛部分が限られ、全体の1割程度にとどまっている。週1回の頻度で通院。半年の通院で7割くらいまで発毛部分が増え、髪の毛も細かったところがだんだん太い髪となっていった。
円形脱毛症にも様々なタイプがあり、脱毛の程度や範囲、部位も人それぞれです。単発性のものや2~4箇所でも小さかったり脱毛が激しくなければ治癒に至るケースが多いです。個人差にもよりますが早い方では一ヶ月くらいで生え揃い、あとは伸びれば自然な頭髪になります。また、円形脱毛の症状が全身に及んで皮膚表面が鏡面のようにツルツルしている場合など、鍼灸治療で改善するのが難しいケースもあります。毎日目に見えて髪が抜け落ち急激に脱毛部分が広がる場合など、改善に時間を要するケースもあります。病院で効果がなかなか出ない円形脱毛症のかたや薬の副作用に悩んでいるかたは受けてみる価値があると思います。東洋医学の針灸治療にぜひお勧めたいです。
円形脱毛症の治療法は雑誌に紹介された
当院はアシェット婦人画報社の『ラヴィドゥトランタン』
2004年2月号に紹介されました。
《東洋医学で円形脱毛症をゆっくり治したいなら》



