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リウマチの鍼灸
リウマチとは
慢性関節リウマチは、特に関節が強く侵される全身性の結合組織の炎症性疾患であり、破壊性変形性の関節炎です。難治性で、原因は不明であり、免疫異常の関与が大きいと考えられています。 好発年齢は40歳で、特に女性に多く、男性の3~4倍の率で発病します。
リウマチは関節外症状:全身倦怠感や疲労感があり、骨隆起部などの機械的刺激を受けやすい部位の皮下に皮下結節がみられることがあります。
リウマチの関節症状:発病初期には、単関節性、あるいは一過性関節炎のこともありますが、次第に、多発性、対称性、持続性の関節炎となってきます。痛みは、運動痛、圧迫による圧痛で、また腫れがあり、起床時に強い傾向があります。 特徴の1つは、初期から「朝のこわばり」(朝の起床時に関節が痛んでこわばり、特に手指が腫れぼったく、動かしにくくなる)をみることです。肘、手首、近位指節関節、膝、足首に多く、時間によって痛みの程度が異なります。一般的には、夜半から早朝にかけて激しく、特に早朝にもっとも痛みがひどくなります。やがて、関節がやや熱をもって腫れ、次第に全身の関節が左右対称に紡垂状に腫れて、運動障害を伴うようになってきます。 そして、進行性の関節破壊が特徴のため、年数がたつにつれ、関節の骨と骨が癒着したり変形し、やや曲がった状態で動かせなくなってしまいます。
東洋医学とリウマチ
慢性関節リウマチは、中医学では「痺証」になります。痺証とは、風・寒・湿の邪が合併して経絡をおかしたもので、しびれ・痛み・関節運動障害などが特徴です。末梢神経や循環機能の障害、自律神経失調、免疫異常などが関連すると考えられています。
痺証はその症候によって、「行痺(風痺)」、「痛痺(寒痺)」、「着痺(湿痺)」に分類されます。
「行痺」:風邪の症候が主なもので、初期の全身の関節の遊走性多発性の痛みとしびれ、運動障害を症状とするものです。
「痛痺」:痛邪の症候が主なもので、症状は、固定性の激しい関節痛、局所の冷感、運動障害など。
「着痺」:湿邪の症候が主なもので、症状は、身体や四肢が重だるく痛む、皮膚のしびれた感じ、四肢がだるく動かしにくい。
ただし、中国医学では、病名だけではなく、その症状や体質をみてツボを決めます。
リウマチと鍼灸治療方針
本病の鍼灸治療では古代から「痺証」としてさまざまな治療法が記載されています。現代中国の鍼灸を応用したのもっとも早い報告は1955年です。ツボ刺激法も広く模索されました。全身治療、耳鍼、灸頭鍼およびツボ注射などまで、さらに漢方薬と組み合わせて治療が行われます。それによってリウマチは治りにくい難病で、すべての方法が有効とは限らないことがわかりました。80年代になって、リウマチに対する鍼灸治療は大きく進歩し、総合治療を重視しています。鍼灸と西洋医学を組み合わせたりして治療するようになりました。治療効果がある程度高くなったです。鍼灸で完治するのはまだ難しいことですが、副作用がないということでこれからも鍼灸治療を受ける方はもっと増えていくでしょう。特に痛みの治療に対して最も得意な鍼灸は期待は大きくなると思います。


