ギラン・バレー症候群
ギラン・バレー症候群と鍼灸について

ギラン・バレー症候群とは何か
ギラン・バレー症候群は筋肉を動かす運動神経の障害のため、急に手や足に力が入らなくなる病気です。症状が出る前にのどが痛い、扁桃腺が腫れる、結膜炎、胃腸炎、カゼの症状などが現れます。2週間ほど後になって神経症状が出てくることが多いです。もっとも多い症状は筋肉を動かすための運動神経が壊されることによって、まず足の筋力が低下していきます。症状は2~4週以内にピークとなり、その後は改善していきます。症状の程度はさまざまですが、もっとも症状のひどい場合には寝たきりになったり、呼吸ができなくなることもあります。症状としては軽いことが多いですが、感覚神経の障害も起きることがあります。そのため異常感覚を感じてしまいます。自律神経の障害によって高血圧あるいは低血圧、不整脈などの症状が出ます。