翁鍼灸 おうしんきゅう

鍼灸治療

東洋医学の鍼治療について

鍼は東洋医学の中に最も重要な治療法の一つである。鍼治療は初め記載されたのはいまから約2000年前である。鍼灸治療の経験はそれより数千年はさかのぼると言われている。中国文明の発祥地である黄河で生まれた。最初は竹や石器などを使用し、金属の発明により金属の鍼を使うようになった。

鍼灸(針灸)は自然治療である
 西洋医学は(科学としての医学)である。これに対して鍼灸医学は自然の医学と言われています。厳しい自然の中で病気と戦って得た経験、膨大な臨床数に基ずく結果の集大成である 。

鍼灸(針灸)は経験療法である
 古代中国人が外傷を受けたり、痛みを覚え本能的にその部位に手を当て、圧したり揉んだり、あるいはなめたり、さらには泥をぬったり、木の葉を張ったりしたと思われる。やがて文 明が進歩し、火を利用し、磨製石器を使用するようになると金属製の針が治療に応用されることになり、時間の経過と共にそれらの経験が集積されていったと考えられている。

古代思想の影響をうけている
 古代の中国文明が一つの頂点に達した時期(中国では戦国時代から前漢まで)に医学の最も新しい体系化された思想の影響を受けた。それは陰陽論、気の思想などであり、それらによ り、東洋医学理論の原点となっている。


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