顔面麻痺の鍼灸治療について、翁鍼灸治療院の顔面麻痺の治療。

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顔面麻痺とはどんな病気?

顔面神経麻痺とはどんな病気でしょうか。突然にあるいは朝起きてみると顔が曲がっていたり、口のはしから食物がこぼれて、眼がふさがらないなどの症状が現れ気づきます。大勢の顔面神経麻痺の方は発症の1〜2日前、風邪のような症状があり、耳の回りに痛みがあることが多くみられます。その他には涙が出る、味がおかしい、ツバがでにくい、などの訴えも出てきます。顔面神経麻痺は程度の軽い例でも、顔を動かすといびつさが目立つので、社会的に消極的になりがちで、精神的にもダメージの大きい病気です。
顔面神経麻痺 顔面麻痺

顔面神経麻痺の症状(末梢性顔面神経麻痺)

  • 運動神経麻痺
    • 前額郡の「シワ」がなくなり、又「シワ」を作ることが出来ない。
    • 閉眼が不十分、閉眼を命じると眼球が上方に回転するベル現象を呈す。
    • 口笛が上手く吹けない。うがいができない。
    • 運動神経麻痺側の鼻唇溝は平坦となり、口角は垂れ下がる。
  • 運動神経麻痺側の舌の前2/3の味覚障害がでることがある。
  • 涙液分泌障害、唾液分泌障害など。
  • 耳が痛い、高い音や自分の声が響くなど症状。
  • 平衡感覚の異常を呈することもある。(ラムゼイ・ハント症候群の場合)

顔面神経麻痺の主な原因

  • ベル麻痺(顔面神経麻痺)
    顔面神経麻痺は急性発症し原因が不明なものをベル麻痺と呼び、最も多くみられます。全体の顔面神経麻痺の65%前後を占めるとされています。単純ヘルペスウイルスの関与や顔面神経の栄養血管が何らかの原因で貧血で低酸素状態になり、顔面神経に浮腫がおこるために麻痺が発生する考えられています。また、寒冷刺激による循環不全やストレスが原因と考えられる例もあります。顔面神経麻痺は男女を問わず、また特定の季節に関係なく発症します。
  • ラムゼイ・ハント症候群
    顔面神経麻痺は帯状疱疹ウィルスの感染により耳痛を発症、耳たぶや外耳道に水疱ができます。聴神経が侵されると難聴になることもあります。ベル麻痺にの次に発生頻度高く、10〜15%程度だとされています。
  • 外傷性顔面神経麻痺
    頭部外傷、側頭部外傷、顔面外傷、周産期外傷など。外傷性顔面神経麻痺は交通事故などによる側頭骨骨折に併発することが多いです。
  • そのほかの顔面神経麻痺
    腫瘍性、耳炎性、先天性、手術損傷などがあります。

顔面神経麻痺の治療法

当院の顔面神経麻痺の鍼灸治療

顔面神経麻痺の鍼灸治療。当院には全国各地から大勢の顔面神経麻痺の患者さんが通院してきています。鍼灸治療の適応症の中で顔面神経麻痺は当院の最も得意な疾患の一つに挙げられます。顔面神経麻痺の臨床例。治療に力を入れています。顔面神経麻痺は発症したばかりの方や病院では回復が見られない方も鍼灸でよい効果をあげています。鍼灸治療は特に末梢性顔面神経麻痺に対する有効率が高いと思います。顔面神経麻痺の鍼灸治療は、まず問診で顔面神経麻痺の程度をチェックしてその時点での神経麻痺の範囲と程度を確認します。鍼は顔面を支配する経絡のツボを中心に、顔面神経の通路を第一の治療点とし、神経を回復させるのが主な目的となります。末梢循環や免疫力の改善も同時に行われます。多くの顔面神経麻痺の臨床を観察してみると、早期の針灸治療によって、麻痺した神経をよりはやく取り戻し、顔面神経麻痺の後遺症を残さないか、もしくは軽度にどどめられる可能性が高いです。また、一般的にベル麻痺に比べハント症候群の予後はあまりよくないと言われておりますが、治癒に至る場合もあります。
顔面神経麻痺は自然に治ることもあります。しかし、病状の程度や治療法、治療開始時期などによって、予後に大きく影響することがあります。顔面神経麻痺は現代医学ではまだ特効薬はなく、発症直後には、一般的に副腎皮質ステロイドや抗ウイルス剤の点滴、星状神経節ブロックなどを行い、改善されなければ、血流改善剤、ビタミン剤や神経賦活剤などが薬が処方されるぐらいです。病院によっては顔面神経減荷術の手術を行うところもありますが、手術の後遺症を伴うなどのリスクが高いですし、また因果関係はまだはっきりしないということで、現状ではよい治療法とは言いきれません。顔面神経麻痺は時間が経てば経つほど、治りにくくなり、後遺症が残ります。したがって、麻痺が起こった早い内からの治療がベストであり、一年以上という治療期間を経て、完治する患者さんもいますが、発症してからの半年前後が勝負のわかれ目だと思います。顔面神経麻痺は場合によって鍼灸と西洋医学との併用することにより相乗効果がかなり認められています。鍼灸を使うことで治癒率を高め、短期間に回復させて顔面神経麻痺の後遺症を防ぐことが可能です。数ヵ月の治療であまり症状が緩和していなければ、治療機関を変わってみた方がよいと思います。それだけこの顔面神経麻痺は早期治療が大切な病気です。

顔面神経の完全麻痺期・顔面神経麻痺の回復期における注意点

  • マッサージ
    マッサージは麻痺した顔面筋肉の走行に沿って気持ちのよい強さでけっこうです。または蒸しタオルを使うと、顔面のこわばりに対して効果があります。マッサージ前に使って顔面筋のストレッチングを促します。
  • 粗大筋力訓練は避ける
    麻痺側の筋力(表情筋)が低下したからと言って、荒っぽく強すぎる筋力訓練をすると中枢レベルの共同運動(後遺症)を誘導しやすなくなります。時間の経過とともに麻痺した筋肉の緊張は亢進し、顔面痙攣や顔面拘縮の誘因になります。
  • 低周波は禁忌
    低周波は麻痺側の筋肉を収縮させることによって、回復期では顔面神経核の興奮性が亢進しているために共同運動が出現しやすくなります。顔面拘縮の誘因にもなります。
  • 冷たい風を避ける
    冷たい風やアイスを長時間顔面や耳の後ろ(顔面神経の出口)のあたりに当てると顔面神経麻痺になるかたもいます。顔面麻痺の側に冷たい風やアイスは避けたほうがいいです。特に回復期は要注意です。
  • 治そうという気持ち
    顔面神経麻痺になった原因はまだはっきりしないことが多いですが、超多忙の生活やストレスなどによって睡眠時間が極端に少なくなったり、また免疫力や体力が低下したことで麻痺になることも結構あります。できれば規則正しい習慣を身に付けて、自己健康管理をしっかりしましょう。免疫力や体力を高めて、治そうという気持ちを強くもち、常に前向き姿勢で臨むことによって、自然治癒力が高まり、麻痺の回復につながります。