肩こり

肩こりとは何か

「肩の筋肉がこわばり、肩が重苦しくなる」状態であること「肩が張る」「緊張させられる」というような意味があります。原因はさまざまですが、最も多いのが肩周辺の筋肉の使いすぎによる疲労や、筋力の低下によるものです。コンピュータの作業などで長時間、同じ姿勢をしていると、首筋から肩、背中にかけての筋肉を使い続け、疲労物質がたまって肩こりを誘発します。こうした状態にストレスが加わると、一層ひどい肩こりを招きます。肩こりは大抵は不良姿勢による背筋の疲労によることが多いのですが、他の原因としては頚椎疾患、耳鼻科、眼科、内臓疾患、さらに自律神経失調症などからも起こります。

肩こりのいろな解消法

◎昔からいろんな肩コリ解消法が広く言い伝えられています。加えて、今日においてはテレビ等マスコミで毎日のように肩こり解消法を取り上げていますので、内科的疾患に由来するものでなければ、それらの肩コリ解消法をいろいろ試してみることも大切なことです。肩こり退治は、トータル・ケア(全身療法)を旨とする鍼灸等東洋療法の最も効果的な治療法とされています。
◎病院での肩こり治療は、投薬としては消炎鎮痛剤・筋弛緩剤・鎮静剤・抗うつ剤・ビタミン剤等、外用薬としては塗り薬・はり薬・湿布薬等が用いられます。また、頚の牽引法・電気的な温熱療法等の理学的療法も行なわれます。頑固な肩こりに対しては神経ブロックによる麻酔的治療も行われます。投薬と神経ブロックは副作用に要注意です。
大抵の肩こりは、冷湿布や軽いマッサージ、肩を回すなど体操をすればほとんど解消されます。激しい痛みがでる肩こりは電動マッサージ椅子や強い揉みは逆効果です。慢性肩こりは、肩の周り筋肉をカイロなどで暖めたり、体操をしたりするのが効果的です。二週間以上経っても症状が改善しない場合は、専門のところで治療した方がいいと思います。対策はいろんなことが言われていますが、結局のところは生活習慣に原因があると思って、毎日の生活の仕方を変えるくらいの心掛けで取り組まなければならないと言えます。

肩こりの鍼灸治療法

肩こりのはりきゅう施術

なぜ肩凝りが鍼灸効くか

肩こりは鍼灸適応症の中で多く見られる疾患の一つです。どこの鍼灸院でも肩こりの患者様が割と多いではないかと思います。当院の鍼灸施術は日常的な身体的、心理的疲労に起因する肩こりです。首の後ろから肩にかけて緊張し硬くなっている筋肉が第一の治療箇所となります。慢性的な肩こりはお灸で温めて、頑固な肩こりは、電気鍼も行います。

肩こりの予防

立ち方
背中を丸めた姿勢、お腹を突き出した姿勢も肩や首に負担となりますので、腹筋とおしりに若干力が入る感じで、背筋を伸ばしてあごを引き、目線はしっかりと前をみて立ちます。
物の持ち方
コリとひどい場合は重い物を持つことを避けましょう。同じ姿勢で重いものを持ち続けると筋肉疲労の原因となりますので、肩こりがひどくなります。
歩き方
立っているとき同様に、腹筋とおしりを意識しながら、目線はしっかりと前方へ向けます。かかとから着地し、つま先で軽く地面を蹴りだす感じでリズムよく歩きます。
座り方
座るときも、立っているとき同様に背筋を伸ばし、腹筋とおしりに意識して、深く座ります。机で作業するときは、あまりクビが前のめりにならないようにし、背中が曲がらないようにします。

肩こりの治療によく使われるツボ

肩こり
首の後ろにある筋肉の外側で、髪の生え際にあります。首こりや目の疲れによく使われるツボです。

②風池(ふうち)
天柱ツボのさらに指1本分外側にあるくぼみに位置します。肩こり、首凝り、緊張性頭痛によく使われるツボです。

③肩井(けんせい)
首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあたります。反対の手の指を広げて肩に置いたとき、ちょうど中指が当たる位置です。肩こりの最も有名なツボです。

肩こりの鍼灸治療
④肩中兪(けんちゅうゆ)
肩中兪は、頭を前に倒したときに首の後ろに出ている骨(第7頸椎)の少し下で、体の中心から指3本外側に進んだところにあります。肩、肩甲骨内側の凝りのツボです。

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