おうしんきゅうは鍼灸院

突発性難聴

突発性難聴と鍼灸治療

突発性難聴

突発性難聴の鍼灸治療について。当院は長年の臨床経験で生みだした独自の突発性難聴の鍼灸治療法を行っています。発病の初期の方、病院で「これ以上聴力は回復しません」と言われた方、また、耳鳴りや耳の閉塞感が残っている場合や音割れ、音が響くなど様々な突破性難聴の方がご来院しています。発症後は早急に鍼灸治療を開始されることをおすすめします。予後が悪いタイブや病院で手に負えない突発性難聴もお気軽にご相談ください。病院と並行して鍼灸治療を行うことも可能です。鍼灸施術によって内耳血管の透過性が増し、聴覚神経の栄養状態が改善され、まだ完全に破壊されていない損傷部分の回復、低下している聴神経の機能を向上させます。ストレス、過労、睡眠不足による突発性難聴は鍼灸の得意分野です。難聴のツボを多用して、筋肉の緊張を和らげ、耳の周囲の血行を促進させ、症状の改善に繋がっていきます。また、首や肩、耳の後の強い凝りを解消法も取り入れています。
突発性難聴の説明

突発性難聴と東洋医学タイプ
中国では鍼灸を使った突発性難聴の治療は1927年に発表された。50年代60年代に二回ほど難聴の鍼灸治療が盛んとなりました。鍼灸治療によって症例が積み重ねられ、さまざまな治療法が生み出されました。感音性の難聴の鍼灸治療の有効率は50%前後となっています。東洋医学では聴覚が低下して外界の音が聞こえない或いは聞きにくいものをいい、「耳聾」と称されています。二千年前に中国の古代医学書中にすでに記載されています。中医学では怒りや恐れおよび悩むなどといった感情や、病気などで著しく体力を消耗したときに難聴が起こると考えられています。

突発性難聴 ツボ灸

突発性難聴と東洋医学
①風熱邪侵入タイプ
風邪と熱邪が体に侵入して起こる難聴のことです。発熱、喉の痛みなどの症状を伴うことがあります。聴力低下、 耳鳴りというより、耳塞感を強く感じることが多いです。肺経や腎経のツボを使って、邪気を追い払うことで耳塞感の改善を図ります。
②肝火上擾タイプ
ストレスや不安など精神的なもので起こる難聴です。耳鳴りが強い症状が特徴的で難聴とめまいなど症状も現れ、 イライラすると悪化することもあります。肝経と心経のツボを中心に使ってイライラ・不安などの症状改善をしてきます。
③痰火上旺タイプ 油っぽいもの・飲酒など食生活の乱れによって湿熱が生じ、それが原因で耳に支障が出たタイプです。耳鳴り・難聴以外に頭重・食欲不振などの症状が現れたり、舌が紅く黄色い苔がべっとりと付いていることもあります。 脾経と胃経などのツボを使って、湿と熱を取り除きます。

突発性難聴鍼灸のレポートの

様々な突発性難聴
当院に鍼灸治療に訪れてきていた方の一部を紹介します。
ヤ・カ 会社員・43才:1ヶ月前、原因不明で朝起きたら急右耳が聞こえなくなっていた。病院の検査では、突発性難聴と診断され、二週間入院して大量の副腎皮質ステロイド点滴し、聴力は半分近く回復したものの、耳鳴りと耳づまり感が強く残っている。しばらく病院外来で通院するが、それ以上は症状が変わらない。その後血管拡張薬・ビタミンb薬を服用しながら、当院に鍼灸治療に来はじめる。週二回の治療を12回続けて聴力がほぼ正常に戻り、耳詰まりも気にならない程度まで改善された。

ソ・サ 女学生20才:コンサートの翌日に急に左耳の聞こえが悪くなった。病院で騒音性突発性難聴と診断され、飲み薬をもらって自宅で服用していたが、一ヶ月以上経っても症状にほとんど変化がない。友人の紹介で当院を訪れ、15回の鍼灸治療で耳の聞こえがよくなって、違和感も残さずに完治した。病院で検査してもほぼ異常なしと言われた。

T・H 会社員 45才・男性 突発性難聴。ステロイド剤投与によって、高音域を残し聴力は回復したが、左耳に耳鳴りと耳閉感が残った。発症一か月後に当院の鍼灸治療に訪れてきた。一週間二回のペースで10回の鍼灸で耳鳴りと耳閉感が改善された。

突発性難聴について

突発性難聴とは

難聴と耳鳴り
なんの前触れもなく、ある日突然発生する原因不明の強い難聴を「突発性難聴」といいます。突発性難聴は病気の起こり方が強烈なことが多いため、難聴が発生した日や時間まではっきりと記憶している人がほとんどです。突然に生じる一側性の難聴、耳鳴、めまい、耳閉感などである聴力低下の程度は、全然聴こえなくなる重症例からなんとなくつまった感じがする軽症例まで様々です。現在、治療法が確立されていない難病で厚生労働省が指定する特定疾患のひとつでもあります。突発性難聴では内耳の聴神経細胞(マイクロフォンのような役割をするところ)の障害によって起こる。原因ははっきりまだわかっていませんが、考えられるのは過度のストレス、過労、睡眠不足、心労などにより内耳を流れる血管が細くなり、聴神経細胞への栄養が足りなくなり、また、糖尿病、高血圧、中耳炎などで起きることもあります。

突発性難聴の原因

 突発性難聴の原因は不明ですが、今のところ「ウイルス感染」と「内耳の血液循環障害」が有力な原因としてあげられています。 ウイルス感染説は、免疫が低下すると聴神経に潜伏しているウイルスが活性化して、炎症を引き起こすという説です。聴神経に炎症が発生したことで脳に音がうまく伝わっていかなくなり難聴が起こると考えています。 一方、内耳の血液循環説では血液の循環に着目しています。内耳の蝸牛には音を感じ取る感覚細胞や聴神経などがあります。また。蝸牛管の内壁には感覚細胞や聴神経に酸素を供給する微小な血管が集まっている「血管条」という部位があります。この血管条などの血液循環が障害されて、感覚細胞や聴神経に十分な酸素が供給されなくなるために突発性難聴が起こると考えられています。 そのほかに有力視されている説は「膜迷路破壊」や「血管条内皮細胞障害」や「免疫異常」なども難聴の原因なのではないかと考えられています。

聴力を回復するために

突発性難聴の場合、同じ治療を行っても治療効果は患者さんによってかなり異なります。中には著しく回復する患者さんもいます。聴力を回復させる目安として次のような条件がそろった場合は聴力の回復が見込めるとされています。

治療開始までの期間
突発性難聴は早く治療を始めるほど治療効果が大きくなります。聴力を回復させるためには、発症から1週間以内で治療を始めるのが重要です。

聴力障害の程度
難聴の程度が60デシベル以下だと回復が期待できます。60デシベルというのは普通の会話が聞こえなくなる程度の聴力レベルです。

難聴のタイプ

低い音域だけが聞こえないタイプの方が、すべての音域が聞こえないタイプよりも治療効果が出やすくなっています。

めまいの有無
発症したときにめまいがなかった場合には、回復しやすいとされています。

年齢
個人差はありますが、一般に若い人ほど治療による効果が期待できます。反対に高齢の人ほど聴力の回復が難しくなってきます。

治療反応の程度
治療効果が現れてくるのが早い人ほど聴力の回復が見込まれます。だいたい治療開始か1週間以内に回復の兆しが現れるかどうかで、その後の経過を左右することになります。

難聴と思ったらすぐ受診
稀なケースとして、突発性難聴の中には特に治療をしなくても自然に治ってしまうケースがあります。聴力を回復させるために耳鼻咽喉科の専門医の治療を受けることが必要になります。治療の開始が早いほど回復する可能性は高くなります。難聴が発生してから1週間以内に治療を受けることと、治療開始から1週間程度で治療の効果が現れてくることが、回復を期待できる条件になります。発症してから2週間以内が治すチャンスと言えます。突発性難聴はは過労状態のときに発症しやすい病気です。毎日、十分な睡眠と休養をとり、日ごろから疲れをため込まないように自己管理をすることが、突発性難聴の予防につながります。

西洋医学治療法
突発性難聴に対しては内耳の血液循環を良くし、聴神経細胞自身を活性化するために副腎皮質ステロイド剤を使用します。聴力の程度によって内服だけあるいは内服と静脈注射の併用を選択します。病気の原因として心的ストレスが強いと考えられる場合、また耳鳴等のため眠れないことは治療結果にも悪影響を及ぼすため安定剤を併用することがあります。突発性難聴は軽症例・予後良好の条件がそろっていれば通常 2 週間以内に完治することが多く、治癒率は 80 パーセント程度である。重症例で、特に糖尿病を合併していると治療自体が困難ですし、治りも非常に悪いものです。

様々な難聴

難聴とは
何らかの原因で聴力が低下して、周囲の音が聞こえなくなってしまう状態をいい、耳の聴覚障害のことです。年を取るにつれて、高い音から次第に聞きづらくなる『老人性難聴』が一般的だが、先天的なものや、突然大きな音を聞いたり、病気やケガをしたことが原因になるもの、精神的なストレスやショックで起きるものなどがあります。
難聴の分類
①感音性難聴:
内耳以降を感音系とよび、その部位の機能障害による難聴。特色として程度的には軽度な難聴から全聾(ぜんろう)まで達します。 感音系に障害があるため小さな音が聞こえにくいのに大きな音がうるさいという現象があります 。感音性難聴には『音響外傷』『騒音性難聴』等もあります
②伝音性難聴:
外耳・中耳の機能障害がある場合。特色としては小さな音が聞こえない・聞こえにくいため大きくすれば言葉の聞き取りはは改善されます。したがって補聴器は有効です。また医学から見ると、手術など含め聴力の改善は期待できる。
③混合性難聴:
伝音系・感音系の両方の機能障害がある難聴。突発性難聴難聴の種別としては感音性に分類。原因としてはストレスからくる血行障害説など ④神経性難聴:聴神経の障害による難聴
⑤老人性難聴:
高齢者の難聴は感音難聴に含まれます。耳の働きも年齢とともに低下して会話やテレビの音が聞こえにくくなります。このような状態を老人性の難聴といいます。
⑥突発性難聴:
明確な原因もなく、突然耳が聞こえなくなる病気です。通常は片方の耳だけに聴力の低下が見られます。男女差はなく、年齢としては50代から60代に多くあります。ただし、若い方に生じることもあるため、中高年になるまでは無縁というわけではありません。

翁鍼灸治療院へのアクセス

鍼灸院の住所は東京都世田谷区経堂2丁目3ー1 木津ビル 4F
小田急線経堂駅北口から徒歩30秒です。治療院は四階で一階はケンタッキーフライドチキンです。

電車ご利用のかたへ:
新宿から小田急線で急行12分 ・ 準急・各駅停車12~20分です。
平日の夕方18時以降(下り)小田原方向への急行は経堂駅に停車しませんのでご注意ください

車でお越しのかたへ
当院には駐車場はございませんので、お近くのコインパーキングなどをご利用ください。

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当鍼灸院は完全予約制となっております。

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