患者様の石橋様より、新しい作品を鍼灸院の待合室へ飾っていただきました。
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『芍薬』 パステル・岩絵の具 M3号
芍薬の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」「清浄」など。
ギリシア神話には「恥じらい」という花言葉にちなんだこんな逸話もあるそうです。
「医薬の神パイエオーンは、芍薬の根を使って、出産の女神レトの陣痛を軽くしました。
それにより、パイエオーンは名声を得るのですが、医術の神アスクレピオスの嫉妬心により命を絶たれてしまいます。
彼の死を悼んだ女神レトは、パイエオーンを芍薬に生まれ変わらせました。
芍薬の学名は「ピオニー」ですが、これは医薬の神パイエオーンに由来するそうです。」
芍薬は、出産を控える女性の恥じらいと不安な心を解消した植物でもあるわけですね。
この絵は、もうすぐ新しい命を授かる田原さんに捧げます。(石橋様からのコメントでした)
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個人的なお話になってしまいますが、こちらの作品を拝見したときに、ひとめぼれしてしまいました。
以前、好きなお花について、石橋様は薔薇と、私は芍薬とお話していたことがありました。
まさか、こちらの作品を私になんて思いもしませんでした。
その後、石橋様から、芍薬にまつわるお話をお聞きして、とても驚きました!!!
私の大好きな芍薬がこの時期の花であること、そしてギリシア神話の内容と、私が出産をひかえていることと・・・なんと多くの偶然が重なったことでしょう。
石橋様のお気持ちがたくさん詰まった贈り物に、ただただ感動しております。
石橋様、本当にありがとうございます。パイエオーンが応援してくれている!と思って、その日に向かって頑張ります!
いつもお世話なっております皆様方、あとわずかで産休に入りますが、いましばらくの間、宜しくお願いいたします。
スタッフ 田原