また急に冷え込みが厳しくなりましたね。暖かい春が待ち遠しいです。

今回は鍼灸学の中に東洋医学の「五臓六腑」について簡単にお話ししたいと思います。

五臓六腑は、お酒を飲んだ時によく使う「五臓六腑にしみわたる」ということわざでお馴染みですが、人間の内臓器官を表現したものです。

五臓は心、肺、脾、肝、腎であり、生命活動の中心として身体の活動を管理運営しています。 六腑は小腸、大腸、胃、胆、膀胱、三焦であり、飲食物の消化吸収、老廃物の排出を行っています。
五臓六腑の考え方は、臓器そのものではなく、それらが受け持つ機能や作用を重視しているため、解剖学的にどの臓器を指しているかはっきりしないものもあります。臓器の実体に割り当てるよりは、概念的に捉えた方が分かりやすいようです。

次回からは、それぞれの臓腑の働きについてお話ししたいと思います。

スタッフ 藏田

翁鍼灸治療院