鍼の作用の第2弾は誘導作用についてお話します。
鍼を身体の患部に刺し、直接刺激するか、または患部から遠いところに鍼を刺して、血管に影響を及ぼして、患部の血液量を調整するものです。誘導作用には2つあります。

1つは 、直接その患部に刺激して、血液を他の健康部から誘導する患部誘導作用(筋の萎縮・麻痺、五十肩、肩こりの時など)。

もう1つは、局所的に血液量の過剰な疾患に対し、患部から離れた部位に刺激し、その部に血液を誘導し、患部の血液量を調整する健部誘導作用(脳充血、腹腔内臓器のカタル性炎症)などがあります。

スタッフ 矢野

翁鍼灸治療院