日曜日に神奈川県座間市までオペラ「愛の妙薬」を見に行ってきました。患者さんの一人、古川さんがこのオペラの演出をなさっています。
開演前に、古川さんが劇の説明と、お客様へのご挨拶に出て来られました。古川さんは、3年前に脳卒中になられて、リハビリ を続けて来られ、一昨年には舞台に復帰なさったのです。これだけでも驚異的なのに、なんと今回は演出家デビューです。不屈の魂に脱帽です。古川さんのご挨拶の中には、イタリアでのご経験談を交えた「しぜんに相手を思いやる気持ちの表現」の大切さが語られ、印象深いものでした。劇中、何度も素晴らしい歌声だなと感じたら自然に「Bravo!」と口から出てきました。演じる方達はみんなものすごい声量です。ホール全体に響き渡ります。迫力がハンパないです。オーケストラの音楽が更に劇を盛り立てます。う〜ん、すごい!古川さんが諦めずに努力なさってきたことが人の心に届いたと感じました。

 

翁鍼灸治療院